記者発表 甲立古墳確認調査

平成27年4月20日(月)に安芸高田市長の定例会見が行われ、当事業団が現地の発掘調査・整理作業を行った甲立古墳確認調査についての成果が発表されました。
テレビや新聞に取り上げられ、目にされた方も多いのではないでしょうか。

出土した家形埴輪のうち、切妻造高床式建物2基がほぼ完形に復元できています。
高さは約70㎝で、1基は全体の8割強の破片が残っており、これほど多く破片が残存する例はありません。
また、粘土板の貼り合わせや成形方法が観察できるなど、製作技法の詳細もよくわかるので埴輪製作に関する資料として高く評価されています。

安芸高田市地域振興事業団
↑確認調査の成果を発表する文化課長


安芸高田市地域振興事業団
甲立古墳からはこの家形埴輪以外に、全国的にも珍しい子持ち家形埴輪や類例のない囲形状埴輪、円筒埴輪、楕円筒埴輪、船形埴輪などが出土しています。

ただ今、これらの遺物を安芸高田市歴史民俗博物館で展示しています。
是非、1600年の時を経てよみがえった家形埴輪の迫力を体感してみて下さい。

【速報展 甦った古墳祭祀 平成27年8月30日(日)まで】


今年度は、おもに甲立古墳の発掘調査成果をホームページで報告し、当事業団文化課の事業を皆さまに公開していきたいと思っています。
これからもどうぞお付き合いください。
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